抄録/ポイント:
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CD8 T細胞の主要な機能は標的細胞を特異的に死滅させることである。さらに治療不能の疾患の場合,抗原特異的ヒトCD8 T細胞が低下しており,それらの細胞溶解活性の評価がそれらの生理病理学的役割についての見識と免疫療法目的のための免疫機能障害を修復するための方法を提示することができた。こうした事情にも関わらず,T細胞の細胞溶解機能はT細胞の細胞障害性のex vivo評価に十分適したアプローチがないことからヒトにおいて十分に測定されていない。現在の技術は抗原特異的CD8T細胞集団のin vitro増殖の期間と細胞媒介性の死滅を測定するための標的として不滅化細胞の使用を必要とする。さらに,大部分の細胞障害活性は特異的な溶解予測のパーセンテージを用いて頻繁に測定されているが,実在の標的細胞死や単一細胞レベルでのエフェクター数を定量していない。本論文では,抗原暴露後in vitroの増幅なしでin vivoで産生したヒトの初代抗原特異的CD8 T細胞の細胞障害性能力を正確に単一細胞レベルで解析できる新規フローサイトメトリーに基づく測定法を確立し,これは標的細胞が自己移植性の細胞のような異なるHLAにより特異性が制限された細胞に用いることができることを示す。本測定法は頑強であり,抗原特異的CD8 T細胞の頻度に関わりなく高感度であり,溶解ユニットにおける細胞障害性能力の指標を正確に計算できることを示す。本新規測定法はヒト初代細胞に関しex vivoで直接に抗原特異的CD8 T細胞の細胞障害活性を測定するための高感度な方法を提供する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.