抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では,種々の速度で入口空気に混合したプロパンによる試験台の負荷で作動する電子制御二段液体燃料噴射を有する大型コモンレール舶用ディーゼルエンジンの試験結果について示した。結果については,1800rpmで22barまでの正味平均有効圧による一連のエンジン負荷に関して示した。電子エンジン制御装置は変更しないで,その組込みマップによりプロパンの添加に応答できるようにした。これにより,いくつかのテストポイントで増加したプロパン添加による噴射時期遅延をもたらした。各テストポイントで,種々の速度のプロパン添加に関して一定エンジン速度とブレーキトルクを維持した。シリンダ圧力とインジェクタ動作電圧については,高速データ取得システムにより記録した。見かけの熱発生率は,測定したシリンダ圧力により計算した。高いプロパン添加速度で,非常に高い圧力上昇速度とシビアノックを観測した。試験した高い正味平均有効圧条件で,ノックはプロパン供給速度をエネルギーで20%以下に制限することを示した。熱効率の微増については,中程度のプロパン添加速度で示した。NO
x,CO,HCおよびスモークの排気放出物について測定した。CO,HCおよびスモーク放出物はプロパン添加の増加により著しく増加することを示した。高プロパン供給速度に関して,熱発生率で二つの異なるピークを測定した。高温でのプロパン-空気混合気の可燃性に関する分析は,圧縮行程終端で修正Burgess-Wheeler則を用いて行った。25%以上のプロパン供給速度で,プロパン-空気混合気は圧縮温度でそれ自体で可燃性であることを示した。見かけ熱発生率,燃料噴射時期および可燃性データによりプロパン燻蒸による燃焼プロセスのメカニズムについて解析できることを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.