抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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浅間山火口西方5kmに位置する高峰山直下には,貫入マグマが存在すると推定されている。本論では,2005年5月に設置した水準路線において推定圧力源の直上で観測した結果を報告する。これまでの7年間に7回の測量を実施し,その間の6期間について上下変動図を描いた。全体として隆起の期間と沈降の期間に分けられるが,GPS観測による基線長変化と比べると,前者は基線伸長期に,後者は,収縮期に対応し,火山活動の過程を代表していると考えられる。2004年噴火時に想像されたマグマ供給モデルに準じて深さ6km前後の球状圧力源と上底2km前後のダイクを仮定し,上下変動と水準測量結果が一致するようにパラメータを決定することができた。この結果は,岩石学的に推察されたマグマ溜まりのイメージとよく一致する。