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J-GLOBAL ID:201202259108426005   整理番号:12A0717159

熱誘発相分離により調製されたポリアクリロニトリル膜の構造と性能

Structure and performance of polyacrylonitrile membranes prepared via thermally induced phase separation
著者 (3件):
資料名:
巻: 409-410  ページ: 355-364  発行年: 2012年08月01日 
JST資料番号: E0669A  ISSN: 0376-7388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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我々はジメチルスルフォン(DMSO2)とグリセロールを混合希釈剤とした熱誘発相分離(TIPS)プロセスによりポリアクリロニトリル(PAN)膜の調製と性能について報告する。グリセロール含有量,PAN濃度,及び冷却速度が膜の細孔形状,細孔サイズ,空孔率,水フラックス及び機械的性状に及ぼす影響を調べる為に系統的な研究を行った。混合希釈剤が20-30wt%グリセロールを含む時,均一に分配された細胞状の細孔を持つ対称形の膜が生成した。これとは対照的に混合希釈剤が10-15wt%グリセロールを含む時にはシート,又は針状の細孔が生成したが,これは弱い液-液相分離の前のDMSO2の結晶化によるものである。膜を高いグリセロール含有量,PAN濃度,及び遅い冷却速度で調製すると細孔サイズは大きくなった。光学顕微鏡で追跡した液滴成長プロセスは異なるサイズの最高の生成を示した。更に,PAN膜の水フラックスは主に空孔率に依存し,これは3元システムが混合希釈剤中に20wt%グリセロール,10wt%PAN濃度,及び30°Cの空気浴中で冷却した時に最高の値を示した。引っ張りテストの結果は膜の機械的性状がそのミクロ構造,即ち,細胞状の細孔を持つ膜はシート状や針状の細孔を持つ膜より大きい引っ張り強度と伸びを示した。結論としてTIPSを成功裏に応用すれば構造の変調やPAN膜の性能向上の新しいルートを与える可能性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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アクリル樹脂  ,  膜分離 
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