抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,本研究で調べた活性汚泥と堆積物試料を含む固体試料中のエストロン(E1),17β-エストラジオール(E2),エストリオール(E3),及び17α-エチニルエストラジオールの4種のエストローゲン類の分析のためのマトリックス効果による大きな妨害を有する試料の前処理法を明らかにする。前処理過程で,標的試料は試料から加速溶媒抽出(ASE)を利用して抽出した後,クリーンアップのための4段階,即ち,液-液抽出(LLE),Florisilによるクリーンアップ,アルカリ水溶液抽出(AAE),及び親水性親油性バランス(HLB)濃縮を利用して精製した。活性汚泥と堆積物の絶対回収率は,それぞれ88-97%と75-100%であり,検出限界はいずれの場合も0.1ngg
-1であった。活性汚泥と堆積物を4段階のクリーンアップを利用して精製した後,マトリックスの妨害効果はそれぞれ0.5-32%と-3.2-0.8%に減少し,それらの吸光度も明らかに減少した。しかし,ASE抽出され,上記の4段階を経て精製されない活性汚泥と堆積物試料は,4種のエストローゲンとBPAへのマトリックス妨害を示し,それぞれ81-233%と47-95%に達し,活性汚泥試料中のE2とBPAの検出が完全に抑制された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.