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J-GLOBAL ID：201202259391176370   整理番号：12A0770648

粘着性のエマルション二分子膜の安定性から透過性へ

From Stability to Permeability of Adhesive Emulsion Bilayers

著者 (3件)： THIAM Abdou R. (UPMC Univ. Paris 06, Paris, FRA) ,  BREMOND Nicolas (UPMC Univ. Paris 06, Paris, FRA) ,  BIBETTE Jerome (UPMC Univ. Paris 06, Paris, FRA)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 28  号： 15  ページ： 6291-6298  発行年： 2012年04月17日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クロロホルム中に分散し,リン脂質で安定化された水滴は,シリコンオイルのような脂質に対する貧溶媒が連続相に加えられると粘着性となる。この原理により,2つの粘着した水滴はリン脂質二分子膜によって分離される。マイクロ流路技術を用いることにより,気泡またはベシクルにおいてみられる類似の膜の安定性および性質を調べた。まず,粘着する水滴対の安定性ダイアグラムを連続相の組成の関数として作製した。二分子膜の不安定化には2つの機構があることが見いだされた。第一は,粘着の動力学と界面への界面活性剤の輸送との競合に関するもので,希薄な界面活性剤被覆をもたらす。第二は,高密度表面被覆に対応する機構で,二分子膜の寿命の分布が核形成過程で指数関数に従って減少する。安定化機構では,濃縮された水滴の集合体の間の粘着が見いだされた。さらに,二分子膜をとおした水分子の輸送を調べ,水透過性が流動性を反映する粘着エネルギーに関わっていることを示した。

シソーラス用語： *乳濁液 ,  *脂質二分子膜 ,  液滴 ,  *接着 ,  安定性
準シソーラス用語： *エマルション ,  透過性 ,  *粘着

分類 (2件)： 液-液界面  (CB12030F) ,  膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 粘着性 ,  エマルション ,  二分子膜 ,  安定性 ,  透過性