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J-GLOBAL ID:201202259417293451   整理番号:12A1719436

レーザアブレーションマルチコレクタICPMSによるFe-Ni-Cu硫化物のその場Pb同位体分析:サドベリー衝撃メルトシートにおける鉱床生成に関する新たな知見

In-situ Pb isotope analysis of Fe-Ni-Cu sulphides by laser ablation multi-collector ICPMS: New insights into ore formation in the Sudbury impact melt sheet
著者 (4件):
資料名:
巻: 99  ページ: 1-17  発行年: 2012年12月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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レーザアブレーションマルチコレクタ(LA-MC-)ICPMSは硫化鉱物の同位体比のその場分析に適している。サドベリー衝撃構造からの火成硫化物鉱床の試料を用いて,マトリクスに依存する同位体分別や同位体干渉,硫化鉱物の低い融点といったPb同位体分析における課題についてLA-MC-ICPMS分析プロトコルを検証した。様々な火成硫化鉱物(磁硫鉄鉱,ペントランド鉱,黄銅鉱,黄鉄鉱,閃亜鉛鉱)のPb同位体組成を,ケイ酸塩ガラスNISTSRM610を機器質量分別を補正する外部標準として用いて分析した。マトリクスに依存した溶融及び再沈着にも関わらず,全ての分析が0.003~2%(2σ)の分析の不確かさ以内で正確であり,このアプローチが試料のマトリクスの組成の多様性に左右されないことが複数の証拠から示される。個々の試料からの分析は既知の結晶年代(1850Ma)を示すアイソクロンを形作り,またレーザアブレーションによる硫化物の測定結果は同じ試料の年代を補正した長石の分析と合致した。こうした結果は,サドベリーの鉱床生成に関する重要な意味を持つ。長石の分析と合致することは,鉱床生成の際にケイ酸塩系と硫化物系が化学的に平衡であったことを示す。個々の試料の中では硫化物のモデル初生Pb同位体比は鉱物あるいは組織に関係なく同程度であり,3つの岩脈内でのそれぞれ共通の起源を示唆する。さらに,岩脈の間での変動は,これまで認識されていなかったスケールで鉱床が異なる地殻ソースを持つことを示す。MgO,Ni,Cuに関する質量バランスを考えることで,苦鉄質ターゲット岩石の空間分布がメルトシートの異なる部分での鉱化作用の可能性を支配する需要な役割を果たしていたことが示唆される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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同位体地質学  ,  鉱床成因論 

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