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J-GLOBAL ID：201202259666544669   整理番号：12A1612309

ヒトDHRS2とDHRS4重複遺伝子の分子および機能的進化

Molecular and functional evolution of human DHRS2 and DHRS4 duplicated genes

著者 (2件)： GABRIELLI Franco (Dep. of Experimental Pathology and Medical Biotechnology, Univ. of Pisa, Pisa, ITA) ,  TOFANELLI Sergio (Dep. of Biology, Univ. of Pisa, Pisa, ITA)
資料名： Gene  (Gene)
巻： 511  号： 2  ページ： 461-469  発行年： 2012年12月15日 
JST資料番号： E0701B  ISSN： 0378-1119  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒトDHRS2とDHRS4遺伝子は,異なる基質特異性を持つ類似NADP依存性短鎖カルボニルレダクターゼ酵素をコードする。ヒトDHRS2とDHRS4酵素は,密接な触媒的オキシドレダクターゼ機構はもとより補酵素結合に関与する残基を含むいくつかの共通配列モチーフを共有する,一方,それらの基質結合配列の類似性は極めて低い。著者らは,DHRS2とDHRS4遺伝子が哺乳動物クレード形成以前に起ったDHRS4遺伝子の重複によって生じたシンテニーアウトパラログであることを発見した。DHRS2遺伝子はDHRS4よりも急速に進化し,多くの部位で正の淘汰を行った。正の淘汰下のDHRS2部位は主に酵素活性部位に局在したことから,基質特異性がDHRS4酵素から分岐させたことが示された。急速な分岐進化は,ヒトDHRS4酵素とは非常に異なる細胞下局在,合成制御,特殊化細胞機能を持たせる結果となった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ヒト ,  *カルボニルオキシドレダクターゼ ,  *遺伝子 ,  分子進化 ,  基質特異性 ,  相同性 ,  淘汰 ,  アミノ酸配列 ,  系統樹
準シソーラス用語： DHRS2 ,  DHRS4 ,  NADP依存性短鎖カルボニルレダクターゼ ,  *カルボニルレダクターゼ ,  シンテニー ,  *重複遺伝子 ,  正の淘汰

分類 (2件)： 進化論一般  (EC03010Q) ,  遺伝子の構造と化学  (EC02020U)

タイトルに関連する用語 (4件)： ヒト ,  重複遺伝子 ,  分子 ,  進化