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J-GLOBAL ID：201202259723792410   整理番号：12A0596083

マクロファージ12/15リポキシゲナーゼの発現は,血漿ならびに肝臓の脂質レベルを上昇させ,そして動脈硬化を悪化させる

Macrophage 12/15 lipoxygenase expression increases plasma and hepatic lipid levels and exacerbates atherosclerosis

著者 (12件)： RONG Shunxing (Wake Forest School of Medicine, NC) ,  CAO Qiang (Wake Forest School of Medicine, NC) ,  LIU Mingxia (Wake Forest School of Medicine, NC) ,  SEO Jeongmin (Wake Forest School of Medicine, NC) ,  JIA Lin (Wake Forest School of Medicine, NC) ,  BOUDYGUINA Elena (Wake Forest School of Medicine, NC) ,  GEBRE Abraham K. (Wake Forest School of Medicine, NC) ,  COLVIN Perry L. (John Hopkins School of Medicine, MD) ,  SMITH Thomas L. (Wake Forest School of Medicine, NC) ,  MURPHY Robert C. (Univ. Colorado-Denver, CO) ,  MISHRA Nilamadhab (Wake Forest School of Medicine, NC) ,  PARKS John S. (Wake Forest School of Medicine, NC)
資料名： Journal of Lipid Research  (Journal of Lipid Research)
巻： 53  号： 4  ページ： 686-695  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： H0071B  ISSN： 0022-2275  CODEN： JLPRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アテローム性動脈硬化症の度合いと脂質代謝について,12/15リポキシゲナーゼ(LO)産物の生成を高進させる目的で多価不飽和脂肪酸(PUFA)リッチ食を与えた12/15LPO-LDL受容体(LDLr)二重ノックアウト(DK)マウスとLDLrノックアウト(SK)マウスを用いた検討を行った。DKマウスは,血漿ならびに肝臓での脂質レベル,肝臓での脂質産生関連遺伝子発現,VLDL分泌,および大動脈動脈硬化が低下し,VLDLの代謝回転が増加した。骨髄移植ならびにクッパー細胞除去を行ったところ,循環白血球およびクッパー細胞が12/15LO-欠失マウスの脂質組成に寄与していることが明らかになった。またDKマクロファージのin vitroインキュベーションから得られたコンディション培地は,McArdle7777肝癌細胞における中性脂肪分泌を低下させた。以上,マクロファージにおける12/15LOの発現は,血漿および肝脂質代謝に影響を与え,結果として動脈硬化を悪化させることが示唆された。

シソーラス用語： *マクロファージ ,  *リポキシゲナーゼ ,  タンパク質合成 ,  分子遺伝現象 ,  不飽和脂肪酸 ,  LDL受容体 ,  ノックアウトマウス ,  肝臓 ,  遺伝子発現 ,  VLDL ,  大動脈 ,  *アテローム性動脈硬化症 ,  *脂質代謝 ,  Kupffer細胞 ,  骨髄移植 ,  病態モデル ,  実験動物
準シソーラス用語： 多価不飽和脂肪酸 ,  蛋白質発現 ,  ダブルノックアウトマウス

分類 (3件)： 脂質の代謝と栄養  (EJ02034Q) ,  酵素一般  (EB09010D) ,  循環系の基礎医学  (GJ01020K)

タイトルに関連する用語 (8件)： マクロファージ ,  リポキシゲナーゼ ,  発現 ,  血漿 ,  肝臓 ,  脂質 ,  動脈硬化 ,  悪化