抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水流による底質輸送の現象の解明は重要であるが,底質フラックスを構成する物理量のうち,底質濃度の定量化が困難である。著者らは底質濃度の画像計測のために,透明アクリル製の水槽中にエレクトロルミネッセンス(EL)シートを面光源として垂直に設置し,入射光が底質を含む流体を通過する際の減光量から底質濃度分布を求める方法を開発してきた。本稿は従来の連続画像にPIVによる底質輸送速度の計測を加えて,底質フラックスの時空間変動の定量化を行うことを目指した。キャリブレーションおよび性能検証試験は水槽のELシートの手前にケイ砂粒子を混ぜて均一化するか水面上から粒子を沈降させて実施した。実験の結果,光減衰率が2.5以下の範囲で,十分な精度(誤差15%まで)で,鉛直二次元的な底質輸送過程を面的に定量化可能なことが確認された。