地震雑音波動場は拡散でない

MULARGIA Francesco

文献

J-GLOBAL ID：201202259878823304 整理番号：12A0657963

地震雑音波動場は拡散でない

The seismic noise wavefield is not diffuse

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資料名：
巻： 131 号： 4 ページ： 2853-2858 発行年： 2012年04月
JST資料番号： C0249A ISSN： 0001-4966 CODEN： JASMAN 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

パッシブ地震学は,拡散音響学の明確な理論的裏付けの下で発展しつつある。しかし基本的な物理的論議によって,この理論が地震雑音には適用できない可能性が示されている。方位による等方性および空間的な均一性について波動場を試験し,これに基づいて波動場に対する拡散場パラダイムの適用性を求める方法を開発した。次にこの方法を,65の地点で記録され,多様な環境および下層土条件をカバーしている地震雑音に適用した。単一三軸計測地点で測定した瞬間振動ベクトルを考慮すると,方位による等方性の仮説はすべての場合において高信頼度で放棄され,これによって空間的な均一性の試験は不必要となり,地震雑音波動場は拡散でないと直接的に結論するに至る。しかしながらこのような結論は,非拡散波動場でも可能なパッシブイメージングに対して実際的な影響は何もない。(翻訳著者抄録)

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音響信号処理 , 地震波伝搬

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