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J-GLOBAL ID:201202259915823255   整理番号:12A0111012

銅の弾丸に対する口腔曝露を模擬した銅ペレット:アメリカチョウゲンボウ(Falco sparverius)における無毒性

Copper Pellets Simulating Oral Exposure to Copper Ammunition: Absence of Toxicity in American Kestrels (Falco sparverius)
著者 (4件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 145-153  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: D0099B  ISSN: 0090-4341  CODEN: AECTCV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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野生動物の死骸を摂食する際に銅の弾丸,銅又は銅の破片を含むショットガンペレット消費する可能性のある猛禽類における銅(Cu)の潜在的毒性を評価するため,アメリカチョウゲンボウ(Falco sparverius)を代用として金属銅曝露の結果を検討した。16羽のチョウゲンボウに38日間に9回,銅ペレット(1.18~2.00mm直径)の形で5mg/g体重のCuを経口投与した。10羽の対照には同じスケジュールで偽薬を与えた。一つの例外を除き,全ての鳥が少なくとも1時間ペレットを保持したが,大多数(69%)は12時間のモニタリング期間にペレットを吐き戻した。肝臓のCu濃度は対照よりも銅を投与したチョウゲンボウで高かったが,血中のCu濃度は両者で差が無かった。金属結合蛋白質であるメタロチオネイン濃度は対照よりもCuを摂食した雄の鳥で高く,銅を摂食した雌の鳥では対照と同等であった。肝臓におけるCuとメタロチオネインの濃度は有意に粗関していた。組織病理学的変化が4羽の処理チョウゲンボウと2羽の対照で認められたが,これらの変化は肝臓又は腎臓の銅濃度とは関係なく,他の組織では損傷は認められなかった。臨床的兆候は観察されず,体重,血液中のCu,ヘモグロビン又はメテオグロビン濃度,又は腎臓中の濃度,血漿の生化学又はヘマトクリットに対する処理の効果は無かった。これら測定したパラメータに基づけば,ペレットの胃における滞留時間は比較的短いが,接触したペレットのアメリカチョウゲンボウ(及び恐らくは系統発生的に関係のある種)に対する脅威は少ない。チョウゲンボウと類似した頻度でCuを吐き戻すことが期待される鳥類は銅接取により悪影響を受けないと考えられるが,我々の研究結果は,より長期間にわたってCu破片を保持する種での潜在的毒性は完全には除外できない。Copyright 2011 Springer Science+Business Media, LLC (outside the USA) Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
動物に対する影響  ,  重金属とその化合物一般 

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