抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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永久磁石の性能は20世紀にはほぼ指数関数的に向上し,12年ごとに2倍になっている。しかし,最後の20年はペースが鈍っている。性能向上を阻む要因について,エネルギー部材については,1/4μ
0M
s2,保磁力については,2K
1/μ
0M
sに関連して説明する。ここで,K
1は一軸異方性定数,M
sは自発磁化である。Nd
2FeB以上の性能を持つ永久磁石の実現性ははっきりしないが,一軸異方性を有する3d原子に由来するレアアースフリー磁石の実現可能性は高い。現行の5倍の200kJm
-3の実現は,野心的ではあるが,幸運に恵まれないと難しい。|BH|
maxを向上できる可能性はあるが,メガジュール磁石は実現困難であろう。スピンエレクトロニクスと磁気記録用の新しいハード垂直異方性薄膜は性能向上が進む。