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J-GLOBAL ID：201202260088710583   整理番号：12A0749474

第m番のルート変換に基づく新しい乗法雑音除去変分モデル

A New Multiplicative Denoising Variational Model Based on mth Root Transformation

著者 (2件)： YUN Sangwoon (Sung Kyun Kwan Univ., Seoul, KOR) ,  WOO Hyenkyun (Seoul National Univ., Seoul, KOR)
資料名： IEEE Transactions on Image Processing  (IEEE Transactions on Image Processing)
巻： 21  号： 5  ページ： 2523-2533  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： W0364A  ISSN： 1057-7149  CODEN： IIPRE4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： コヒーレントな画像には乗法雑音,即ち斑点が現われる。合成開口レーダ(SAR)画像はその代表例である。全変動(TV)モデルはエッジ保存機能があり,TVを正則化した変分モデルは乗法雑音除去に有効である。しかし,最大事後確率推定に基づく変分モデルは凸ではないので,対数関数を用いて凸変分モデルに変換していた。ここでは,対数の代りに,第m番のルート変換に基づく新しい変分モデルを提案した。このモデルを解くために,従来の拡張Lagrange関数のアルゴリズムを適用したが,反復中に閉形式の解を持たない部分問題を解かなければならない。そこで,この部分問題を解くために繰返しのない線形化近接交互最小化アルゴリズムを提案した。この方法は,高度な並列処理が可能で,高速化に適している。従って,厖大なSAR画像の乗法雑音を効率的に除去できる。提案モデルは,対数変換の凸モデルより乗法雑音除去の点で全体的に優れた性能を示した。

シソーラス用語： *変分法 ,  最小化問題 ,  合成開口レーダ ,  *コヒーレント状態 ,  凸形 ,  対数関数 ,  線形化法 ,  斑点 ,  統計的推定 ,  変動 ,  問題 ,  *画像補正
準シソーラス用語： エッジ保存 ,  *画像雑音除去 ,  最大事後確率推定 ,  部分問題 ,  変分

分類 (2件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  レーダ  (ND13010H)

タイトルに関連する用語 (3件)： 乗法 ,  雑音除去 ,  変分モデル