文献

J-GLOBAL ID：201202260184624795   整理番号：12A1710136

可視光の高次モードを用いた低曲げ損失光ファイバの心線対照技術

Cord identification technique using higher order guiding modes of visible light for low bending loss fibers

著者 (4件)： 馬麟 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  辻川恭三 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  青笹真一 (NTT フォトニクス研) ,  東裕司 (NTT アクセスサービスシステム研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 112  号： 261(OFT2012 32-45)  ページ： 55-60  発行年： 2012年10月18日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 可視光中に含まれる高次モードを用いた,低曲げ損失光ファイバに適用可能な心線対照技術を提案する。可視光中の高次モードの曲げ損失は基本伝播モードの曲げ損失よりも十分に大きいが,強い曲げが加わらない際の伝送損失は比較的小さいため,低曲げ損失光ファイバの心線対照に活用できる。波長650nm(赤色可視光)では,LP₂₁とLP₀₂モード群が,波長532nm(緑色可視光)では,LP₃₁とLP₁₂モード群が,心線対照に最も有効な高次モードであることを明らかにした。さらに,軸ずれ励振法を用いてこれらの高次モードを高い効率で励振し,14dBの心線対照の感度の向上が得られることを明らかにした。赤色または緑色の可視光を使う本方法により,作業者が肉眼によって心線対照を実現することができる。(著者抄録)

シソーラス用語： 光ケーブル ,  通信局 ,  *屋内配線 ,  伝送線路工事 ,  伝送損失 ,  *光ファイバ ,  可視光 ,  曲げ ,  感度 ,  肉眼検査
準シソーラス用語： *ホールアシストファイバ ,  屋内ケーブル ,  加入者 ,  曲げ損失 ,  空孔アシストファイバ ,  検出感度 ,  光ファイバケーブル ,  光漏れ ,  高次モード ,  照合 ,  目視

分類 (1件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H)

引用文献 (12件)：

• Shukla, V. Fiber to the home: A carrier perspective. in proc .ECOC2008,Brussels ,Belgium , Sep. 2008
• NAKAJIMA, K. Single-mode hole-assisted fiber with low bending loss characteristics. Proc. IWCS2009, Charlotte ,NC ,Oct. 2009, 264-269
• SILLARD, P. All-solid G.652.D fiber with ultra low bend losses down to 5 mm bcnd radiu. pROC OFC2009, San Diego , CA , Mar. 2009
• LI, M.-J. Ultra-low bending loss single-mode fiber for FTTH. J. Lightw. Techno!. 2009, 27, 6, 376-382
• FINI, J. M. Bend insensitve fiber for FTTX applications. proc .OFC2009 , San Diego , CA , Mar. 2009

タイトルに関連する用語 (6件)： 可視光 ,  高次モード ,  曲げ損失 ,  光ファイバ ,  心線 ,  対照