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J-GLOBAL ID：201202260266616383   整理番号：12A1070147

FrizzledによるWnt認識の構造的基盤

Structural Basis of Wnt Recognition by Frizzled

著者 (5件)： JANDA Claudia Y. (Stanford Univ. School of Medicine, CA, USA) ,  WAGHRAY Deepa (Stanford Univ. School of Medicine, CA, USA) ,  LEVIN Aron M. (Stanford Univ. School of Medicine, CA, USA) ,  THOMAS Christoph (Stanford Univ. School of Medicine, CA, USA) ,  GARCIA K. Christopher (Stanford Univ. School of Medicine, CA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 337  号： 6090  ページ： 59-64  発行年： 2012年07月06日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Wnt蛋白質は膜受容体Frizzled(Fz)を活性化することにより脊椎動物や無脊椎動物の発生過程で中心的な役割を果たしている。WntはFzのN端のシステインリッチドメイン(CRD)と結合する。アフリカツメガエルWnt8(XWnt8)とマウスのFz8-CRDをショウジョウバエのS2細胞で同時に発現させ精製し,その複合体の結晶構造を3.25Åの分解能で解析した。XWnt8は親指と人さし指状の構造をした2つの部位でFz8-CRDと結合していた。親指構造の先端のセリン187から伸びたパルミトレイン酸脂質がFz8-CRDの溝に入り込み,人さし指構造は疎水性アミノ酸から成りFz8-CRDに接していた。これらの構造の解明はWntの多面的な作用の理解ならびにWntを標的とする薬剤の開発に寄与するものである。

シソーラス用語： *タンパク質 ,  *膜受容体 ,  アフリカツメガエル ,  培養細胞 ,  分子間相互作用 ,  結合部位 ,  タンパク質複合体 ,  結晶構造 ,  分子認識 ,  *アシルトランスフェラーゼ ,  アシル化 ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物 ,  S2細胞 ,  蛋白質間相互作用 ,  *シグナル伝達 ,  ショウジョウバエ属 ,  *Frizzled蛋白質 ,  DHHC3 ,  ピパ科 ,  ハエ目 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： *細胞情報伝達 ,  ショウジョウバエ ,  *Frizzled ,  *Wnt8蛋白質 ,  システインリッチドメイン蛋白質

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： パルミトレイン酸

タイトルに関連する用語 (3件)： Frizzled ,  Wnt ,  基盤