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J-GLOBAL ID:201202260692253050   整理番号:12A1074334

循環中の膵臓由来腫瘍細胞のRNA塩基配列解読から明らかになったWNTシグナルの腫瘍転移への関与

RNA sequencing of pancreatic circulating tumour cells implicates WNT signalling in metastasis
著者 (25件):
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巻: 487  号: 7408  ページ: 510-513  発行年: 2012年07月26日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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原発性腫瘍から血液中へ脱落した循環腫瘍細胞(CTC)は,遠隔転移を起こす推定前駆細胞を含んでいる。このような細胞は非常にまれだが,血液によるがんの播種にかかわる細胞経路を明らかにする可能性がある。我々は,マウスの内因性膵臓がんモデルからCTCを効率的に捕獲するためにマイクロ流体デバイスを改変し,CTCの単一分子RNA塩基配列解読を行って,Wnt2がCTCで発現の増加している遺伝子候補であることを明らかにした。膵臓がん細胞でのWNT2の発現は,アノイキス(足場の消失に起因するアポトーシス)を抑制して,繋留に依存しない細胞塊形成を亢進し,in vivoでは転移傾向を増大させた。この影響は,フィブロネクチンの発現上昇と相関しており,MAP3K7(別名TAK1)キナーゼの阻害により抑制される。ヒトでは,膵臓がん細胞による非接着性の腫瘍細胞塊形成は,複数のWNT遺伝子の上方制御を伴っており,膵臓のCTCでは11例中5例でWNTシグナル伝達の亢進が見られた。したがって,CTCの分子解析は,がんの遠隔拡散を抑制するための治療標的候補を明らかにする可能性がある。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (1件):
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腫ようの化学・生化学・病理学 

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