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J-GLOBAL ID：201202260792074161   整理番号：12A1687523

ニホンジカが多雪地域の樹木個体群の更新過程・種多様性に及ぼす影響

The effects of deer browsing on forest regeneration processes and diversity of tree communities in a mountainous region with heavy snowfall of Central Japan

著者 (7件)： 阪口翔太 (京大 大学院農学研究科) ,  藤木大介 (兵庫県大 自然・環境科研) ,  藤木大介 (兵庫県森林動物研究セ) ,  井上みずき (秋田県大 生物資源科学) ,  山崎理正 (京大 大学院農学研究科) ,  福島慶太郎 (京大 フィールド科学教育研究セ) ,  高柳敦 (京大 大学院農学研究科)
資料名： 森林研究  (Forest Research, Kyoto)
号： 78  ページ： 57-69  発行年： 2012年09月28日 
JST資料番号： Y0254A  ISSN： 1344-4174  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ニホンジカの過採食圧下にある日本海側の針広混交林において,防鹿柵内外での樹木個体群構造の変化を5年間調べた。尾根地形に発達するアシウスギ変群集と谷地形に成立するサワグルミ群集で調査を行った。地上高130cm以上の個体の直径階分布は,アシウスギとブナにおいて柵内外ともに負の指数分布型を示し,調査期間を通して大きな変化はなかった。これに対して,低木層では両方の群集において柵外で構成種数が減少した。この結果は,低木層に分布する高木性種の稚樹や低木性種がシカの影響で消失していることを示す。シカの採食が今後も継続した場合,不嗜好性種から成る疎林へと移行する可能性がある。

シソーラス用語： *ニホンジカ ,  野生動物 ,  食害 ,  *混交林 ,  クルミ科 ,  ブナ ,  生物多様性 ,  防護柵 ,  嗜好性 ,  林木 ,  鳥獣害
準シソーラス用語： サワグルミ

分類 (3件)： 森林保育  (FF03040H) ,  植物生態学  (EE02000E) ,  有害動物による植物被害一般  (FC04071D)

タイトルに関連する用語 (6件)： ニホンジカ ,  樹木 ,  個体群 ,  更新 ,  過程 ,  種多様性