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J-GLOBAL ID:201202260856208060   整理番号:12A1571063

ぶどう球菌の病原性アイランドのヘルパーファージ複製への阻害は分子寄生の典型例である

Staphylococcal pathogenicity island interference with helper phage reproduction is a paradigm of molecular parasitism
著者 (10件):
資料名:
巻: 109  号: 40  ページ: 16300-16305  発行年: 2012年10月02日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ぶどう球菌の病原性アイランド(SaPI)はスーパー抗原と耐性遺伝子を有し,Staphylococcus aureusでは広く行き渡っている。SaPIは,ヘルパーファージのプラーク形成を阻害し,バーストサイズを減少させ,ファージ感染後の宿主細胞の生存率を上げて,ヘルパーファージ複製を阻害する。SaPIsがいくつかの戦略を用いてファージ複製を阻害することを示したが,それはおそらく収束進化の結果と考えられた。ファージ複製阻害の戦略の1つがSaPIがコードする蛋白質に関与するもので,SaPIがコードする蛋白質はファージのターミナーゼ小サブユニットを阻害することでファージDNAのパッキングを直接的,特異的に阻害した。もう1つの戦略はファージの複製に関与し,ビリオン蛋白質の大多数を転換して,SaPI特異的な感染小粒子を形成することでファージ複製を阻害した。SaPIsにはこれらの戦略の1つを使うのもあれば,もう1つを使うものもあった。また,両方使うのもあれば,どちらも使わず第三の方法を採るものもあった。SaPIによるファージ複製の阻害がSaPIとファージの単なる競合の結果ではなく,SaPIのライフスタイルの重要な特徴であることが示唆された。
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分類 (1件):
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ウイルスの生化学 

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