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J-GLOBAL ID:201202260947664920   整理番号:12A0102525

情報不足な個体群は動物集団の民主的合意形成を促進する

Uninformed Individuals Promote Democratic Consensus in Animal Groups
著者 (9件):
資料名:
巻: 334  号: 6062  ページ: 1578-1580  発行年: 2011年12月16日 
JST資料番号: E0078A  ISSN: 0036-8075  CODEN: SCIEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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動物の群れ行動とその集団力学に基づく計算モデルを作成し,群泳行動を取るゴールデン・シャイナー(Notemigonus crysoleucas)を用いた実験により,自己本位で非常に頑固な少数派が集団移動決定に影響を与える可能性を検証した。2方向のうち1つを選択するという合意の意志決定・空間的シミュレーションで,全個体に情報が与えられ,多数派の選好が少数派と同じか強い場合に,多数派の選好方向が選択されるが,少数派増加に伴い少数派が集団移動の方向支配を獲得することを見出した。しかし,十分量の情報不足な個体の存在下では,少数派の割合増大による多数派選好への影響はなかった。適応ネットワークモデルで,情報不足の個体密度増大に伴い少数派と多数派の比で制御される結果の鋭い転移が生じることを示した。さらに,予め青色(多数派)あるいは黄色(少数派)を選択するように訓練した魚個体群に対する非訓練個体の密度増加に伴い多数派の選好が優先することが示され,モデルによる推論を支持する結果を得た。情報不足な個体が民主的合意形成において中心的な役割を果す可能性を実証した。
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分類 (2件):
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心理学一般  ,  個体群生態学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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