抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生産環境・状況が不確実・流動的である中での生産計画立案業務の効率化は難しい。本論文は,自動車部品メーカーの生産計画立案業務の分析から,1)未確定の日々内示で月次の日々計画が立てられている,2)本来マネジメントの意思決定である在庫運用を計画担当者が決めている,3)注文変動の分析に情報が生かされていないという三つの問題を抽出した。これらの問題を改善問題的に解決するという視点から考察し,Lead Time短縮,受注分析,内示フローと確定フロー,負荷計画,差立計画,役割分担という面から,経営や情報を絡めた六つの方策を例示的に提案した。それら方策を対象企業の状況に当てはめ,オーダーなどの受注情報を活用した三つの計画立案業務改善案を提案・検証した。実データによる概数的な評価の結果,現状の部品・製品在庫日数の14%程度での運用が可能になったことから,オーダー情報などを活用した新たな生産計画立案業務の一例としての有用性が確認された。(著者抄録)