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J-GLOBAL ID：201202261482788853   整理番号：12A0562018

超音波の非線形効果とその応用 パラメトリックアレイの音場評価=数値シミュレーションによる検討=

著者 (3件)： 野村英之 (電通大) ,  鎌倉友男 (電通大) ,  HEDBERG Claes M. (Blekinge Inst. of Technol.)
資料名： 超音波Techno  (超音波テクノ)
巻： 24  号： 2  ページ： 46-50  発行年： 2012年04月01日 
JST資料番号： L2344A  ISSN： 0916-2410  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 周波数が近接した2つの有限振幅超音波を媒質中に放射すると,媒質のもつ非線形性により,それらの高調波成分のほか,和や差周波数成分の音波が発生する。パラメトリックアレイはこの差周波数成分(差音)を利用した技術であり,低周波にもかかわらず比較的指向性の鋭いビームを形成することが可能である。本研究は流体運動の支配方程式を基に,比較的計算量が少なく,波動シミュレーションにおいて一般的な手法となっているYeeアルゴリズムのFDTDを非線形音波伝搬解析へ応用,パラメトリックアレイの音場解析において有効であることを示した。さらに提案手法により,ビーム長抑制型パラメトリックアレイの音場評価を試みた。圧縮性粘性流体の支配方程式を数値シミュレーションすることで,非線形音波伝搬の解析を行い,パラメトリックアレイの音場評価を行った。特にビーム長抑制型パラメトリックビーム形成へ適用したところ,実験で示されたような通常のパラメトリック差音より幅が狭くかつ長さの抑制された差音ビーム生成が再現された。

シソーラス用語： 超音波 ,  非線形効果 ,  *音場 ,  *評価 ,  *シミュレーション ,  媒質 ,  周波数 ,  成分 ,  波動方程式 ,  有限差分時間領域法 ,  粘性流体 ,  音波伝搬

分類 (1件)： 音波伝搬  (BB03030G)

タイトルに関連する用語 (7件)： 音波 ,  非線形効果 ,  応用 ,  パラメトリックアレイ ,  音場 ,  評価 ,  数値シミュレーション