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J-GLOBAL ID：201202261501408978   整理番号：12A0460311

アナログ信号処理を用いた配電線用微小放電位置標定装置の開発

Development of Micro Discharge Locator for Distribution Line using Analogue Signal Processing

著者 (2件)： 熊澤孝夫 (中部電力(株)技術開発本部 エネルギー応用研究所) ,  岡富士男 (三井造船(株)機械・システム事業本部)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 132  号： 3  ページ： 268-275 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 配電線における微小放電による放射電磁波を複数のアンテナで受信し,位置を標定する手法について述べた。この装置の原理,仕様などの概略を述べ,火花放電の標定実験の方法および結果について報告した。この装置の基本原理を示し,その構成・仕様・基本動作について説明した。標定実験の結果を報告し,その精度を評価した。確認試験の主な結果は次のとおりであった。平均推定誤差は仰角よりも方位角のほうが数倍大きい,受信周波数(400MHz)に極めて近いキャリア信号が到来していたが実質的影響は見られない,建物等からの反射波の影響は少ない,検波出力信号はピークまたはその直近の時刻のデータを採用すればよい,などが分かった。

シソーラス用語： *配電線 ,  *部分放電 ,  計測 ,  *位置決め ,  計測器 ,  *電磁波放射 ,  受信アンテナ ,  信号処理 ,  *火花放電 ,  伝送線路保守
準シソーラス用語： アナログ信号処理 ,  位置標定 ,  部分放電計測

分類 (2件)： 配電(事業者側)  (NB05040R) ,  その他の通信応用  (ND15000K)

引用文献 (17件)：

• (1) 宇佐見雄司・中嶋正夫: 配電線パルス障害と対策, (財)NHK放送研修センター (1994-3)
• (2) Y. Suzuki, M. Kawada, Z. Kawasaki, K. Matsu-ura, and M. Kawasaki: “Location of Partial Discharge by Superimposed Positioning Optimization on the Time Delay of Arrival”, T. IEE Japan, Vol. 118-B, No. 2, pp. 157-163 (1998-2) (in Japanese)
• 鈴木雄一・川田昌武・河崎善一郎・松浦虔士・川崎 誠: 「位置標定における重畳最適化法を用いた部分放電源空間標定」, 電学論B, Vol. 118, No. 2, pp. 157-163 (1998-2)
• (3) 配電設備保全技術の高度化専門委員会: 「配電設備保全技術の高度化」, 電気協同研究, Vol. 64, No. 2, 電気協同研究会 (2009-3)
• (4) H. Okamura, T. Genji, M. Kawasaki, and K. Oku: “Development of a locating system of a partial discharge occurrence position for a Distribution System”, Proc. of 10th Annual Conference of Power and Energy Society, IEE Japan, No. 600 (1999-8) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (6件)： アナログ信号処理 ,  配電線 ,  微小 ,  放電 ,  位置標定 ,  開発