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J-GLOBAL ID:201202261505811890   整理番号:12A1458338

マルチ資材がヤマトトウキの生育に及ぼす影響

著者 (1件):
資料名:
号: 43  ページ: 68-70  発行年: 2012年03月31日 
JST資料番号: Z0147A  ISSN: 1882-1944  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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薬用植物ヤマトトウキ(Angerica acutiloba Kitagawa)はセリ科植物で,乾燥させた根を当帰といい,漢方で婦人病や虚弱体質の改善薬として用いられている。品質が優れたヤマトトウキ栽培のために,マルチ資材(0.025mm厚の白黒2層マルチ)がヤマトトウキの生育や根部重量に及ぼす影響ならびに,栽培期間中の地温(地下10cm)との関係について調査した。2009年の無処理区,敷きワラ区,黒マルチ区,白マルチ区の生存株率は,47.5%,72.5%,45.0%,60.0%,1株当たりの根部重量は,64.1g,77.4g,67.1g,73.8gで,各マルチ資材の影響に有意差は認められなかった。しかし,敷きワラ区や白マルチ区の生存株率は無処理区や黒マルチ区と比較して高い傾向を示した。盛夏昼間の地温は,敷きワラ区≦白マルチ区<<黒マルチ区<無処理区であり,気温が30°Cを超える日でも,敷きワラ区と白マルチ区の地温は30°Cを超えなかった。2010年の生存株率は敷きワラ区や白マルチ区で有意に高く,白マルチは有望であった。これらの結果から,盛夏昼間の過度な地温上昇がヤマトトウキの生存株率を低下させた原因と考えられ,敷きワラを用意できずに除草の手間を省くには,白黒2層構造の白マルチを用いることが収量確保に適していると思われた。
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分類 (1件):
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薬用植物 
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