文献

J-GLOBAL ID：201202261521894623   整理番号：12A0424098

プロモーター特異的p53転写活性を研究するための標的化トランスジェニックレポーターマウスの使用

Using targeted transgenic reporter mice to study promoter-specific p53 transcriptional activity

著者 (8件)： GOH Amanda M. (Agency for Sci., Technol. and Res. (A*STAR)) ,  LIM Chin Yan (A*STAR, Singapore) ,  CHIAM Poh Cheang (Agency for Sci., Technol. and Res. (A*STAR)) ,  LI Ling (Agency for Sci., Technol. and Res. (A*STAR)) ,  MANN Michael B. (A*STAR, Singapore) ,  MANN Karen M. (A*STAR, Singapore) ,  MENENDEZ Sergio (Agency for Sci., Technol. and Res. (A*STAR)) ,  LANE David P. (Agency for Sci., Technol. and Res. (A*STAR))
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 5  ページ： 1685-1690  発行年： 2012年01月31日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,p53の機能調節の癌治療への応用に向け,p53の標的遺伝子選択機構を検討した。EGFP発現が,それぞれ細胞周期停止/老化とアポトーシスを誘導するp21またはPumaプロモーターのどちらかの応答エレメントでのp53転写活性により駆動されるトランスジェニックレポーターマウスを作製した。本マウスを用いて,in vitroとin vivoで,応答エレメントや組織タイプや刺激に依存性のp53活性の変動を検出可能だった。この結果は本システムの前臨床的薬物研究における有用性を示す。また,p53応答エレメント自身の配列がp53標的遺伝子選択に影響するのに充分であることを明らかにした。p53は胎生期3.5日から活性を有し,その活性は6.5日までに胚組織に限定状態となっていて,p53の転写活性は胚発生にも寄与することが明らかになった。以上の結果は,本マウスがp53経路解析に有用であることを示す。

シソーラス用語： *トランスジェニックマウス ,  *p53遺伝子 ,  転写【遺伝】 ,  胚発生 ,  *腫瘍 ,  緑色蛍光タンパク質 ,  薬理実験動物 ,  ヌクレオチド配列
準シソーラス用語： *レポーターマウスモデル ,  EGFP ,  応答配列

分類 (1件)： 基礎腫よう学一般  (GE02010R)

タイトルに関連する用語 (5件)： プロモーター ,  p53 ,  転写活性 ,  研究 ,  標的化