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J-GLOBAL ID:201202261579379028   整理番号:12A0705727

生体材料における内皮細胞の発芽による血管内皮増殖因子誘導性の経路探索の機構

Mechanisms of Vascular Endothelial Growth Factor-Induced Pathfinding by Endothelial Sprouts in Biomaterials
著者 (3件):
資料名:
巻: 18  号: 3-4  ページ: 320-330  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: W1690B  ISSN: 1937-3341  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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再生医療に用いる生体材料にとって,血管新生を促進して組織の再生を支援する能力が極めて重要と考えられている。最近の研究により,内皮細胞の発芽の生体力学的な調節因子と生化学的な調節因子が複雑に相互作用していることが示されている。本研究では,生体材料中での出芽性形態形成の過程において血管内皮増殖因子(VEGF)の濃度勾配により誘導される経路探索挙動について,微小流体プラットフォームを用いて検討した。発芽形態形成の過程におけるVEGFの発芽の方向性を調節する能力は生体材料に依存的であることが,内皮の発芽の定量的なタイムラプス解析により示された。同一のVEGFの濃度勾配においても,周囲のコラーゲン/フィブロネクチンマトリックスの密度に依存的に異なるタイプの協調的細胞運動が誘導された。密度の高いマトリックスでは,発芽はVEGFの濃度勾配に平行した向きの初期方向性を示すと推定された。密度の低いマトリックスにおいては,発芽は初めにはVEGFの濃度勾配とずれていたが,最終的にはVEGFの勾配と平行した方向に再方向付けされた。密度の低いマトリックスでは低いVEGFの濃度勾配が必要で,適切な発芽アライメントと経路探索を誘導するための活性化VEGFの閾値が低いことが示された。以上より,血管新生に対するマトリックス効果の基本的な側面の探索や,血管新生能を持つ生体材料のスクリーニングおよび調整された血管ネットワークを持つex vivo組織のデザインにおける微小流体プラットフォームの利用の可能性が示された。
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分類 (2件):
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血管系  ,  基礎治療学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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