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J-GLOBAL ID：201202261803852397   整理番号：12A0524318

3.11から一年 土木の一年 東日本大震災における道路橋の震災経験と今後の研究

著者 (1件)： 星隈順一 (土木研 構造物メンテナンス研究セ)
資料名： セメント・コンクリート  (Cement & Concrete)
号： 781  ページ： 6-11  発行年： 2012年03月10日 
JST資料番号： F0277A  ISSN： 0371-0718  CODEN： SKONA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成23年3月11日に三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生した。あれから1年が経過した。東日本大震災による道路橋の被害をタイプ別に3つに分け,その特徴と課題,今後の展望等について概説する。地震動の影響による道路橋の被害は,これまでの大規模な地震における被害とおおむね同様な被害が多く生じた。昭和55年よりも古い基準で設計され,過去の地震でも被害が生じている構造形式の橋で,耐震補強がなされていない橋に比較的大きな被害が生じた。津波の影響による道路橋の被害は,上部構造が流出する被害であった。今回の津波より流出した橋と流出しなかった橋の多数のデータから,その構造的特徴の違いを分析することを通じて,津波の影響を受けにくくするための構造を研究している。液状化の影響による道路橋の被害については,橋台が橋げた側に移動する被害が生じた事例が確認されている。

シソーラス用語： *震災 ,  津波 ,  *道路橋 ,  *災害調査 ,  橋脚 ,  *耐震補強 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  亀裂発生 ,  橋桁 ,  鋼床版 ,  *流出 ,  プレキャストコンクリート構造 ,  桁橋 ,  液状化 ,  橋台
準シソーラス用語： *東日本大震災

分類 (2件)： 橋梁工学一般  (RC06010Y) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (11件)：

• 国土技術政策総合研究所. 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震, 土木施設災害調査速報. 国総研資料第646号・土研資料第4202号. 2011
• 星隈順一. 東北地方太平洋沖地震による道路橋の被災状況調査速報. 橋梁と基礎. 2011, 45, 32-35
• 星隈順一. 東日本大震災における道路橋の被災状況. プレストレストコンクリート. 2011, 53, 4, 15-16
• 星隈順一. 東北地方太平洋沖地震による道路橋被災状況の概要. コンクリート工学. 2011, 49, 8
• 玉越隆史. 地震・津波による橋梁等道路構造物の被害. 土木技術資料. 2011, 53, 8, 12-15

タイトルに関連する用語 (6件)： 土木 ,  東日本大震災 ,  道路橋 ,  震災 ,  経験 ,  研究