文献

J-GLOBAL ID：201202261835893893   整理番号：12A0963112

PURE:カリフォルニア州における持続可能な害虫管理の実践において農薬の環境リスクを評価するためのWebベースの意思決定支援システム

PURE: A web-based decision support system to evaluate pesticide environmental risk for sustainable pest management practices in California

著者 (2件)： ZHAN Yu (Dep. of Land, Air, and Water Resources, Univ. of California, Davis, CA 95616, USA) ,  ZHANG Minghua (Dep. of Land, Air, and Water Resources, Univ. of California, Davis, CA 95616, USA)
資料名： Ecotoxicology and Environmental Safety  (Ecotoxicology and Environmental Safety)
巻： 82  ページ： 104-113  発行年： 2012年08月01日 
JST資料番号： A0825B  ISSN： 0147-6513  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 農民,政策立案者,その他の利害関係者は,定量的に生態系や人の健康における農薬の影響を緩和するための,農薬リスク評価ツールを求めている。本報では,農薬の有効成分(AI),農薬製品,およびフィールドレベルにわたって地表水,地下水,土壌,空気に対するサイト固有の農薬のリスクを評価するための,農薬使用リスク評価(PURE)意思決定支援システム(DSS)を提示する。リスクスコアは,選択されたエンドポイント生物に対する毒性値の予測環境濃度(PEC)との比によって決定される(放出電位(EP)を使用して計算する空気を除く)。リスクスコアはカリフォルニア州環境保護庁(CEPA)による潜在的な揮発性有機化合物(VOC)の排出量を評価するための農薬製品特性である。リスクスコアの範囲は0から100であり,0は無視できるリスクを表し,いっぽう100が最も高いリスクを意味する。地表水中のPECを計算する手順は,統計学的に有意な相関係数r=0.82(P<0.001)を持つ,41種の農薬のAIsに対する監視データと照らし合わせて評価された。また,セカリフォルニア州セントラルバレーの2箇所のアーモンドのフィールドは,ひとつのケーススタディとして,農薬のリスクの評価が行われた。そこでは一般的に認められたリスクの高い農薬が高いリスクスコアを得た。地下水の中で最も頻繁に検出された農薬の一つであるシマジンは,地下水に74(中高度のリスククラス)と採点され,表層水で頻繁に検出された汚染物質の1つであるクロルピリホスは,地表水に100(高リスククラス)と採点された。農薬リスク定量的評価とリスク低減農薬選択の利用支援において,PURE-DSSは,栽培者,農薬適正使用アドバイザー,環境保護団体が,環境に影響を与える農薬の使用を緩和する取り組みへの支援に有効である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 環境管理 ,  *農薬汚染 ,  害虫防除 ,  リスク ,  *リスク評価 ,  曝露 ,  *意思決定支援システム ,  カリフォルニア州
準シソーラス用語： 環境リスク ,  環境曝露

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  農薬  (SB05030L) ,  害虫に対する農薬  (FB06020U)

タイトルに関連する用語 (7件)： カリフォルニア州 ,  害虫 ,  農薬 ,  環境リスク ,  評価 ,  Web ,  意思決定支援システム