文献

J-GLOBAL ID：201202261848394209   整理番号：12A0424104

線条体は成熟期に対し青年期で異なった形で報酬を処理する

Striatum processes reward differently in adolescents versus adults

著者 (2件)： STURMAN David A. (Univ. Pittsburgh, PA) ,  MOGHADDAM Bita (Univ. Pittsburgh, PA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 5  ページ： 1719-1724  発行年： 2012年01月31日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 側坐核(NAc)と背側線条体(DS)は動機付け学習,報酬処理と行動選択に関わる。今回,報酬動機づけ課題中の青年期と成熟期ラットNAcとDSの単一ユニット活性と局所フィールド電位を比較した。課題は一つの壁に3つの穴があり,反対側に餌があるオペラントボックスで行った。成熟期の報酬処理と比較し,学習とより一般的に関連する部位DSで青年期の神経処理過程に差異があった。特に青年期では,報酬で活性化するニューロンの割合が大きかったが,成熟期では認められなかった。NAcは,2つの年齢群で類似した反応パターンを示した。類似した局所フィールド電位オシレーションにも拘らず,DS単一ユニット活性の差異を認めた。青年期に学習と習慣形成に関わる部位は報酬に高い反応性を示した。本知見は,報酬が青年期行動をどのように異なって形成するかの機構,また,情動疾患の脆弱性増大に関する機構を示唆した。

シソーラス用語： 線条体 ,  側坐核 ,  条件付け ,  ラット ,  *学習 ,  ニューロン ,  振動 ,  感情障害 ,  年齢差 ,  成長 ,  *大脳基底核 ,  電気生理 ,  *オペラント行動
準シソーラス用語： オペラント学習 ,  報酬効果 ,  背側線条体

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  個生態学  (EE03020H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 線条体 ,  成熟期 ,  青年期 ,  形 ,  報酬