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J-GLOBAL ID:201202261848916817   整理番号:12A0691294

渓流釣り場での禁漁区の解禁に対する遊漁者の支払意志額とその背景

Economic evaluation of willingness to pay and its background by recreational fishermen at a stream area where the ban on fishing was lifted
著者 (4件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: 17-22  発行年: 2012年04月01日 
JST資料番号: G0180A  ISSN: 0021-5104  CODEN: RIZAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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渓流釣り場での禁漁区の解禁に対する,遊漁者の支払意志額(WTP)を計測し,WTPに影響を与える背景を明らかにするため,遊漁者へのインターネットリサーチを実施した。その結果,渓流釣り場選択のための情報としては,「以前来たことがある」,「知人などからの紹介」としたものがそれぞれ約7割と最も多かった。川選びで重視する点では「水がきれい」が73.3%と最も多かった。魚を殖やす方法として3つの方法から1つ選択させた結果,「流域の環境をよくする方法」が68.5%と最も多かった。仮想市場評価法(CVM)を用いた禁漁区解禁に対するWTPの経済評価をおこなった結果,解禁時には通常より2割程度高い遊漁料を設定しても受け入れられる可能性を示した。また,高い遊漁料を支払う傾向にある遊漁者の特徴として,釣り場の選択に際しては「以前来たことがある」を重視し,川選びの重視点では,「大型魚が釣れる」,「天然魚が釣れる」,「遊漁者が少ない」,「遊漁者のマナーがよい」などを選択した。魚を殖やす方法では「淵と瀬の造成・復元」が一番重要と思い,同居世帯年収は高いほど,渓流釣り歴年数は多いほど高い金額を支払う傾向にあることを把握した。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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水産経済・経営  ,  魚類  ,  漁労一般 
引用文献 (10件):
  • Cameron, T. A. and D. D. Hupper (1989): OLS versus ML estimation of non-market resource values with payment card interval data. Journal of Environmental Economics and Management, 17: 230-246.
  • 岩本博幸・佐藤和夫・澤田学 (2004): 第7章牛肉のトレーサビリティに対する消費者評価.食品安全性の経済評価-表明選好法による接近-,澤田学(編): 174-197.農林統計協会,東京.
  • 加地弘一・大浜秀規 (2008): 渓流魚と渓流漁場に対する漁協組合員,遊漁者,一般国民の意識.渓流域管理体制構築事業報告書: 9-24.水産庁,東京.
  • 中村智幸 (2009): 渓流魚の増殖方法1-放流.守る・増やす渓流魚,中村智幸・飯田遥(編著): 43.農文協,東京.
  • 大井明彦 (2008): 渓流魚と渓流域に関する釣り人・漁協組合員・一般県民の意識~地方の山地渓流(山形県)の場合~.渓流域管理体制構築事業報告書: 25-34.水産庁,東京.
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