抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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昨今,企業の大規模災害に向けた事業継続性(BCP)の観点からクラウドへの移行が進み,その結果データセンター事業者のシステムの大規模化が進んでいる。クラウドサービスにおいて,IaaS(Infrastructure as a Service)を例に取ると,大規模化が進むにつれ,既存技術での仮想ネットワークや物理ネットワークのネットワーク構築が困難となる。データセンターにおける仮想ネットワークは一般的にVLAN(Virtual LAN)により構築されるが,VLAN IDのビット長から4094までしか構築できないため,この制限の拡張が課題となっている。また物理ネットワークではSTP(Spanning Tree Protocol)によるネットワーク回線利用の非効率性やネットワーク設計の複雑性が課題となっている。本稿では,大規模データセンターの条件,技術的な課題を整理する。また上記の仮想ネットワーク数の拡張,STPに代わる物理ネットワークの構築など,様々な課題を解決するための技術や各技術の比較や特徴について述べる。(著者抄録)