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J-GLOBAL ID：201202262041779600   整理番号：12A0563869

乳腺上皮特異的c-Srcの崩壊は細胞周期の進行および腫瘍形成を阻害する

Mammary epithelial-specific disruption of c-Src impairs cell cycle progression and tumorigenesis

著者 (5件)： MARCOTTE Richard (McGill Univ., QC, CAN) ,  SMITH Harvey W. (McGill Univ., QC, CAN) ,  SANGUIN-GENDREAU Virginie (McGill Univ., QC, CAN) ,  MCDONOUGH Rosalie V. (McGill Univ., QC, CAN) ,  MULLER William J. (McGill Univ., QC, CAN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 8  ページ： 2808-2813  発行年： 2012年02月21日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チロシンキナーゼc-Srcは,乳癌の大部分で活性化され,悪性のフェノタイプを促進するうえで重要な役割をしていると考えられている。本稿では,チロシンキナーゼc-Srcの欠失が乳腺上皮をターゲットにすることができるマウス系統を作製した。著者らは,c-Srcの乳腺上皮崩壊はin vivoでポリオーマウイルスミドルT抗原(PyVmT)によって駆動される腫瘍の増殖および進行を阻害することを実証する。一方,PyVmTシグナリングにおけるc-Srcに対する関連キナーゼの代替では,c-Srcの崩壊は細胞周期の進行を阻害してサイクリン発現を減少し,サイクリン依存性キナーゼ阻害剤の発現を上昇させた。著者らのデータでは,c-Srcは一部のヒト乳癌における特定の状況で重要であるかもしれないこのマウスモデルにおける腫瘍の増殖と進行に不可欠で,ユニークな機能を有することを示唆する。

シソーラス用語： 上皮細胞 ,  *Srcタンパク質 ,  細胞周期 ,  *乳房腫瘍 ,  表現型 ,  マウス ,  in vivo実験 ,  T抗原 ,  ポリオーマウイルス ,  *増殖阻害 ,  *サイクリン ,  *酵素阻害剤 ,  腫瘍過程 ,  腫瘍進行度 ,  *腫瘤形成
準シソーラス用語： *腫瘤形成【tumorigenesis】 ,  乳腺上皮細胞 ,  *c-Src ,  細胞周期進行 ,  *抗腫瘍形成 ,  ミドルT抗原 ,  *サイクリン依存性キナーゼ阻害剤 ,  腫瘍進行 ,  腫瘍増殖

分類 (2件)： 発癌機序・因子  (GE02020C) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 乳 ,  崩壊 ,  細胞周期 ,  腫瘍形成 ,  阻害