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J-GLOBAL ID:201202262084395953   整理番号:12A0916939

基礎化学品製造の実際と高校での教育実践 アジピン酸の工業的合成とその利用

著者 (1件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 266-269  発行年: 2012年06月20日 
JST資料番号: G0942A  ISSN: 0386-2151  CODEN: KAKYEY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アジピン酸は工業的にシクロヘキサンの硝酸酸化によるシクロヘキサンノンとシクロヘキサノールの混合物(KAオイル)の合成と,KAオイルの酸化からなるKA法により2段階で合成されるが,副生する酸化二窒素の環境問題があるために,KA法の改良や硝酸酸化を用いない方法の開発が進んでいる。KA法の反応機構を解説し,副反応抑制方法について概要を述べた。KAオイル合成法として,ベンゼンからシクロヘキセンを経由するシクロヘキサノールの合成,フェノールの部分還元によるシクロヘキサノンの合成や,KAオイルの酸化技術の改良を概説した。アジピン酸合成法として,N-ヒドロキシフタルイミド/Mn系触媒を使用したシクロヘキサンからアジピン酸への1段階合成法を紹介した。アジピン酸の最重要用途はナイロン66であるが,アジピン酸とそのエステルがプラスチックスの原料や,可塑剤や潤滑油添加剤としても使用されていることにも言及した。
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分類 (2件):
分類
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脂肪族カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸  ,  化学教育 
物質索引 (8件):
物質索引
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