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J-GLOBAL ID：201202262121547297   整理番号：12A1162076

水供給リスクをモデル化するための近似動的フォールトツリー計算

Approximate dynamic fault tree calculations for modelling water supply risks

著者 (3件)： LINDHE Andreas (Dep. of Civil and Environmental Engineering, Chalmers Univ. of Technol., SE-412 96 Gothenburg, SWE) ,  NORBERG Tommy (Dep. of Mathematical Sciences, Univ. of Gothenburg and Chalmers Univ. of Technol., SE-412 96 Gothenburg, SWE) ,  ROSEN Lars (Dep. of Civil and Environmental Engineering, Chalmers Univ. of Technol., SE-412 96 Gothenburg, SWE)
資料名： Reliability Engineering & System Safety  (Reliability Engineering & System Safety)
巻： 106  ページ： 61-71  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： D0980B  ISSN： 0951-8320  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 複雑なシステムを解析する場合には,従来のフォールトツリー解析は必ずしも十分ではない。これらの限界を克服するために,動的フォールトツリー(DFT)をいかに解くかについての異なるアプローチとともに,文献ではDFT解析が提案されている。ここではフォールトツリー解析における付加価値に対して,Markovアプローチに基づく近似DFT計算を示し,評価する。標準モンテカルロシミュレーションを用いて近似DFT計算が行われるが,完全なMarkovモデルのシミュレーションは必要ない。このことでモデルの構築,そして実際に計算が簡易化される。従来のORゲートとANDゲートの計算をどのように拡張するかを示し,そのため情報はフォールトツリーにおけるすべてのレベルで故障確率,故障率,平均故障時間に利用可能となる。故障を補償するシステムの能力をモデル化できる,二つの付加的論理ゲートを示す。この研究は水供給リスクの訂正解析を可能にすることに着手したものである。飲料水システムは,従来の論理ゲートを用いて容易にモデル化できない故障を補償する固有の能力を有している,典型的な複雑さをもっている。近似DFT計算を,三つの水供給例に対する対応するMarkovモデルのシミュレーション結果と比較する。従来のORゲートとANDゲートと一つのゲートモデル化補償に対して,結果にある誤差は小さい。他のゲートモデル化補償に対して,誤差は補償要素の数とともに大きくなる。しかしながら,多くの場合,誤差は入力データに関して受容できる。近似DFT計算は飲料水システムのフォールトツリー解析の能力を向上させる。というのは,それらは付加的な重要な情報をもたらし,簡単で,実用的な適用ができるからである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *フォールトツリー解析 ,  *給水 ,  飲用水 ,  リスク評価 ,  確率モデル ,  シミュレーション ,  不確実性 ,  モデリング ,  動的系 ,  故障率 ,  Markov過程 ,  *システム ,  OR回路 ,  AND回路 ,  数値計算
準シソーラス用語： *水供給 ,  飲料水 ,  Markovモデル ,  モンテカルロシミュレーション ,  *給水システム ,  ORゲート

分類 (1件)： 水源,取水,送水,配水,給水  (SC02020I)

タイトルに関連する用語 (6件)： 水供給 ,  リスク ,  モデル化 ,  近似 ,  フォールトツリー ,  計算