文献

J-GLOBAL ID：201202262176672783   整理番号：12A1217120

NRF2と癌:良いものと悪いものそして文脈の重要性

NRF2 and cancer: the good, the bad and the importance of context

著者 (2件)： SPORN Michael B. (Dartmouth Medical School, New Hampshire, USA) ,  LIBY Karen T. (Dartmouth Medical School, New Hampshire, USA)
資料名： Nature Reviews. Cancer  (Nature Reviews. Cancer)
巻： 12  号： 8  ページ： 564-571  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： W1368A  ISSN： 1474-175X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 化学予防薬の多くの研究から,発癌などの慢性疾患の抑制での有益な効果が転写因子NFE2関連因子2(NRF2)の活性化を介すると示唆されてきた。しかし,最近になって,ヒト腫瘍の遺伝学的解析から,NRF2は発癌性であり薬剤抵抗性を引き起こす可能性があるとされた。したがって,癌の予防にはNrf2を活性化すべきか阻害すべきか,議論されている。本稿の目的は,NRF2機能の文脈依存性および基となる実験方法を批判し,これらの相反する視点を理論的に説明することである。発癌の段階による違い,薬学的アプローチと遺伝学的アプローチの違い,フマル酸の濃度の違いから解説を試み,NRF2の活性化が有益であると結論する。

シソーラス用語： DNA結合タンパク質 ,  *転写因子 ,  ヒト ,  *抗腫瘍作用 ,  薬物耐性 ,  アクチン結合タンパク質 ,  金属タンパク質 ,  ユビキチン化 ,  プロテアソーム ,  発癌 ,  脂肪族カルボン酸 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： *NRF2 ,  Keap1

分類 (1件)： 発癌機序・因子  (GE02020C)

物質索引 (1件)： フマル酸

タイトルに関連する用語 (4件)： NRF2 ,  癌 ,  文脈 ,  重要性