抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エレベーターの“待ち時間短縮”及び“乗車時間の短縮”という基本的なニーズに加え,昨今“省エネルギー”“デザイン性”に対するニーズが非常に高まっている。2011年6月に発売した三菱標準形エレベーター“AXIEZ(アクシーズ)”は,昨今の市場ニーズに応えるため“省エネルギー”“デザイン”“利便性”を製品コンセプトの基軸に据え,従来のAXIEZの機能・性能を更に進化・拡張させ,LED(Light Emitting Diode)化した全天井,新デザイン操作表示器具,タッチレスコール,スーパー可変速システム等を新たに製品ラインアップに加えた。本稿では機能・性能を更に進化・拡張させた部分に的を絞って述べる。新デザインは,省エネルギーの観点から天井照明にLED光源を採用した。また,より美しく,建物と調和する新しいエレベーターの顔づくりとして,高級感のあるグレードを引き出すために新たな素材を駆使して,新規設計した機器を組み合わせることで新デザインを具現化し製品化した。タッチレスコールは,音声認識技術と人感センサを使用し,利用者を限定せず,ボタンに触れることなくエレベーターの呼び登録が可能となるように開発した。スーパー可変速システムは,エレベーターの運行速度を乗車率に応じて速めることが可能な従来の可変速エレベーターシステムと同じく,駆動機器の能力を最大限に生かしつつ,発生頻度が80%以上占める乗車率(0~20%)の最高速度を大幅にアップすることで,移動性能を更に向上させた。(著者抄録)