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J-GLOBAL ID：201202262274032784   整理番号：12A1320512

有機太陽電池内部の遠距離励起子解離

Long-range exciton dissociation in organic solar cells

著者 (2件)： CARUSO Domenico (Univ. Warwick, Coventry, GBR) ,  TROISI Alessandro (Univ. Warwick, Coventry, GBR)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 34  ページ： 13498-13502  発行年： 2012年08月21日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有機太陽電池ではドナとアクセプタの境界で励起子が解離して電子正孔対ができると考えるのが一般的である。しかし筆者等は境界面より数Å離れた場所のほうがクーロン力を克服して自由電子と正孔を生成しやすいことを示した。まず弱く結合したドナ分子とアクセプタ分子間の電子の遷移確率を方程式で与え,次にN個の分子が構成するアクセプタがその表面から0~60Å離れた場所にある自由電子に及ぼす電気機械的な力を算出した。この力で励起子が自由電子とホールに解離する。P3HT:PCBM太陽電池セルについて励起子の解離確率を計算し,境界面よりも6~30Å離れた場所で解離確率が大きくなることを示した。また結晶格子に不整合がある場合のハミルトニアンを計算してドナ物質内部の結晶の乱れが解離確率に大きく影響しないことを示した。

シソーラス用語： *励起子 ,  *解離 ,  *太陽電池 ,  *高分子薄膜 ,  有機半導体 ,  ドナー ,  アクセプタ ,  電子正孔対 ,  エネルギーギャップ ,  光吸収 ,  遷移確率 ,  ポリヘキシルチオフェン ,  フラーレン ,  結晶格子 ,  格子不整合 ,  ハミルトニアン
準シソーラス用語： 有機太陽電池 ,  HOMO-LUMOギャップ ,  光子吸収 ,  P3HT【重合体】 ,  PCBM

分類 (1件)： 太陽電池  (NC03084O)

タイトルに関連する用語 (4件)： 有機太陽電池 ,  遠距離 ,  励起子 ,  解離