抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東京地下鉄車両部における車両検修業務を支援するシステムとして,車両検修情報管理を目的とした車両検修情報システム:SKJS(平成4年稼働)及び資材管理業務を支援する物品管理サブシステム:AZ(昭和61年稼働)が運用されている。平成22年4月1日よりこれらのシステムのリニューアルと共に,新規に車両検修計画立案業務及び予決算管理業務の支援を目的とした車両工程管理システム:PCS(Process Control System)の開発に着手した。SKJS,AZ,PCSのシステム群を包含するシステムの名称は,車両管理システムRMSとした。本稿では,PCS導入の経緯及び機能について紹介した。工程計画は常に変更されるため,車両検査・工事工程作成及び予算編成作業は,担当者が表計算ソフトを使用して手作業で行ってきた。作業は膨大であり,かつ正確なデータが要求されるため,手作業を出来るだけ少なくするシステムの開発が望まれてきた。PCSは,ハードは既存システムと同様にWebアプリケーションを使用し,ソフトとして車両検修工程作成機能及び予決算作成機能を実現した。これにより,工程作成の半自動化,工程と予算の連動化,予決算の自動突き合わせが可能となった。