抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本最初の大規模ニュータウンである千里ニュータウンは,開発後約50年が経過し,様々な環境変化により,新たな居住ニーズに対応した住宅更新としての再生が行われている。新たな居住ニーズに対応したニュータウンの再生に際して,千里ニュータウン再生指針では,住宅更新において緑地の保全・継承に加えて緑地の発展がより重要であるとしている。そこで,本研究では,千里ニュータウン内の建替えられた住宅団地が集積する地区を対象に,供給主体別に建替え前後の緑地構造の変化を量及び機能面で捉え,建替えに伴う団地内の緑地整備の課題を探ることを目的とした。その結果,民間分譲住宅の建替えでは,緑地面積や緑被率は維持あるいは増加しているものの,その質が人工地盤の緑地であることなどに変化しており,セキュリティの観点から,準閉鎖や閉鎖の緑地が増加している。一方,公的賃貸住宅の建替えでは,経済的な制約から,敷地内の緑地面積が減少している。