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J-GLOBAL ID:201202262474043900   整理番号:12A1111563

肥満,炎症及び癌におけるBETドメイン共調節因子

BET domain co-regulators in obesity, inflammation and cancer
著者 (2件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 465-477  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: W1368A  ISSN: 1474-175X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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哺乳類BET蛋白質は2重の相互に関連したブロモドメインモチーフと終末外ドメインを含有し,転写共調節因子として遺伝子ネットワーク制御に重要な役割を果す。これらの蛋白質はヌクレオソームクロマチンのヒストンのアセチル化リジンに結合し,クロマチン修飾酵素を標的プロモーターに補充し,状況に応じて転写的共活性化因子あるいは共抑制因子として機能する。近年,抗癌剤/抗炎症剤として有用なブロモドメインとアセチルリジン基間の結合面を破壊する強力で選択性が高い新たな低分子阻害剤が開発された。ヒストンアセチル基転移酵素(HAT)やヒストンデアセチラーゼ(HDAC)酵素そのものではなく,対象がアセチル化ヒストンへの蛋白質結合である阻害剤は極めて新しい視点であり,転写のエピジェネティックな調節解除が遺伝的変異による発癌の重要な標的となっている。このような薬剤の開発に際しては,密接に関連したファミリーメンバーへの重複性や全身投与による毒性発現の考慮が必要であり,副作用としてコントロール不良の転写抑制,異常造血,免疫応答抑制や潜在ウイルス再活性化が挙げられる。
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分類 (1件):
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