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J-GLOBAL ID:201202262581575248   整理番号:12A0098201

マウスおよびヒトマクロファージからABCA1仲介コレステロール排出に及ぼすエライジン脂肪酸の有害な影響

Deleterious impact of elaidic fatty acid on ABCA1-mediated cholesterol efflux from mouse and human macrophages
著者 (7件):
資料名:
巻: 1821  号:ページ: 303-312  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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トランス脂肪酸(TFA)の消費は飽和FAの消費より心臓血管リスクが増加するが,アテローム生成を説明する機構についてはまだ未知数である。工業的に生産したエライジン酸(trans-9,18:1),自然産生バクセン酸(trans-11,18:1)(34h,70μM)またはパルミチン酸を含む強化培地または標準培地にJ774マウスマクロファージまたはヒト単球由来マクロファージを曝露によりコレステロール排出に及ぼすTFAの膜取込の影響を調べた。J774マクロファージでは,エライジン酸およびパルミチン酸は水性拡散,SR-BIまたはABCG1仲介経路に影響を与えずにABCA1仲介排出を23%低下させたが,バクセン酸は低下させず,コレステロールを負荷した細胞では,この影響は維持された。コレステロール正常HMDMでは,ABCA1経路に及ぼすエライジン酸の影響は弱かったが,コレステロールを負荷した細胞では,ABCA1仲介排出の強い低下を誘導した(-36%)。J774細胞では,FA供給により,細胞遊離コレステロールまたはコレステロールエステル質量,ABCA1 mRNA量または全ABCA1蛋白質および細胞膜ABCA1蛋白質含量に対して影響を与えなかった。逆に,TFAまたはパルミチン酸取込により,全FA組成の各々20%および13%を示すエライジン酸およびバクセン酸を有する(cis-一価不飽和FA+多価不飽和FA):(飽和FA+TFA)の比の低下に伴って膜FA組成の強い変化を誘導した。さらに,細胞ATPはエライジン酸の作用に必要であることを証明し,トランスポータの機能とATPアーゼ活性を低下することができる膜流動性の低下により,マクロファージにおけるABCA1仲介コレステロール排出を弱めることによりアテローム発生に寄与することを示唆した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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生物学的機能  ,  脂質の代謝と栄養  ,  細胞膜の輸送 
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