抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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木質バイオマスの利用を推進する上で,化石燃料に近い発熱量を得ることが重要であり,バイオコークスのような圧密化が図られる。しかしながら,一方でこのような圧密材料の燃焼性,特に着火性に難点がある。本研究においては,この課題に対してバイオマス由来油脂を添加することで,燃料のガス化特性の向上による着火性の増進を目指した。木質バイオマスとしてスギを選定し,食用油由来廃グリセリンを0,5,10,15,20および30wt%添加したものをホットプレスにより圧密してサンプルを調製した。得たサンプルの圧縮強度試験および燃焼試験を実施した。この結果,我が国の代表的林業廃棄物であるスギを主体としたバイオコークスの製造が可能で,グリセリンを10%以下添加することで圧縮強度および着火性に優れたバイオコークスが得られることを明らかにした。