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J-GLOBAL ID：201202262788589907   整理番号：12A0423975

ラットにおける頬ひげ介在振動感知の行動研究

Behavioral study of whisker-mediated vibration sensation in rats

著者 (3件)： ADIBI Mehdi (Univ. New South Wales, NSW, AUS) ,  DIAMOND Mathew E. (International School for Advanced Studies, Trieste, ITA) ,  ARABZADEH Ehsan (Univ. New South Wales, NSW, AUS)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 3  ページ： 971-976  発行年： 2012年01月17日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ラットは頬ひげを用い,床,壁と目的物を,特に暗環境下に認識する。今回,左右の頬ひげに同時に提示した正弦波振動間の弁別をラットに学習させ,その感知について検討した。振動の振幅を同じにし,周波数(f₁とf₂)を変える場合と周波数を同じにし振幅(A₁とA₂)を変える場合の2つの条件で実施した。その結果,両エレメントはラットの感知に関わったが,Aとfの弁別能は一つの性状の差異が他の性状の差異につりあったとき,減少した。すなわち,ラットはA₁f₁=A₂f₂の時はいつでも振幅あるいは周波数を弁別出来なかった。振動は分かれたエレメントAとfとしてよりむしろ積Afとして感知した。積Afは物理的実体,平均速度に比例した。ラットはエレメント差異情報の合計により予測するよりAfの差異により多くの情報を抽出した。本結果は振動およびそれが構成されるエレメントがどのように感知されるかを示すと結論した。

シソーラス用語： ラット ,  *動物行動 ,  毛 ,  周波数弁別 ,  振幅弁別 ,  *触覚 ,  感覚野
準シソーラス用語： ヒゲ ,  バレル皮質

分類 (2件)： 動物生理一般  (EJ02010E) ,  その他の感覚  (EJ13040X)

タイトルに関連する用語 (6件)： ラット ,  頬 ,  ひげ ,  感知 ,  行動 ,  研究