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J-GLOBAL ID:201202263110075659   整理番号:12A0733252

ピレン蛍光発光体のハロゲン化溶媒中での光安定性の更なる研究

Further Insight into the Photostability of the Pyrene Fluorophore in Halogenated Solvents
著者 (6件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 835-844  発行年: 2012年02月27日 
JST資料番号: W1265A  ISSN: 1439-4235  CODEN: CPCHFT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ピレン官能化CdSe量子ドット(QDPy)のピレン発光体はピレンやアルキルピレンと同様に空気注入クロロホルム中で紫外線A(λ=316~400nm)照射で急速に劣化する。QDPyの照射クロロホルム溶液の定常状態蛍光はピレン部分のそれより赤方シフトした新しいバンドを示す。同様のことはピレンやアルキルピレンでも見られ,ピレン光分解物のカラムクロマトグラフィーから分解生成物を分離し,新発光バンドに対応する分解物の構造情報を得た。最大の分解物はピレンとジクロロメチルラジカルとの反応によるもので,QDPyとアルキルピレンではジクロロメチルラジカルによる芳香環からのアルキル鎖の脱離により,アルキル鎖のベンジル位置での酸化も認めた。これらのピレン系が空気注入ジクロロメタン中で光安定度が高いのに反し,過渡吸収測定からこれ等のハロゲン化溶媒中で全てのピレン系でピレン三重項とピレンラジカルカチオンの両方の形成を認めた。ピレンでのラジカルカチオンの収率はQDPyやアルキルピレンより大きく,ラジカルカチオンはクロロホルム中よりジクロロメタン中で長寿命であった。ピレンのジクロロメタン中での光安定性はクロロメチルラジカルとジクロロメチルラジカルのピレンと酸素に対する反応性の差による。この発色団を蛍光プローブに利用し,よく溶解するハロゲン化溶媒が必要なときジクロロメタンかクロロホルムの代替になる。
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分類 (3件):
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光化学反応  ,  有機化合物のルミネセンス  ,  原子・分子のクラスタ 
物質索引 (6件):
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