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J-GLOBAL ID：201202263127788241   整理番号：12A1514222

旅行用ナビゲーション機器の開発と観光での利用事例

著者 (4件)： 大渕徹之 (パナソニック オートモーティブシステムズ社) ,  岡村和男 (パナソニック オートモーティブシステムズ社) ,  木村真人 (パナソニック オートモーティブシステムズ社) ,  多々美滋 (パナソニック オートモーティブシステムズ社)
資料名： 情報処理学会デジタルプラクティス  (Journal of Digital Practices)
巻： 3  号： 4  ページ： 246-253  発行年： 2012年10月15日 
JST資料番号： L7829A  ISSN： 1884-5541  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： パナソニック(株)ではPND(Portable Navigation Device)のユーザアンケートによってカーナビとしてだけでなく,旅行を目的として持ち歩くことを確かめた。本論文では,50~70歳代のシニア層が夫婦で旅行する際に便利で,楽しくサポートするナビゲーション機器「旅ナビ」の開発について述べた。旅ナビでは持ち歩き使用で方位を検出するために加速度センサと磁気センサを用い,1)電子コンパスを活用した歩行用ロケーション技術,2)歩行用ルート探索・案内,3)ガイドブックデータ管理,4)旅行プランニング,5)カメラ応用機能を備えた。特に,5)としては目の前の施設にカメラを向けてボタンを押すとガイドブックにある施設の説明が表示される「何これカメラ」や,カメラを向けた方向の地名や施設名,ランドマークなどをカメラ映像に重ねて表示する「街並みスコープ」といったAR(Augmented Reality)機能の実現方式を説明した。地図情報をカメラ映像に違和感なく重ね合わせるために,鳥瞰図の描画処理に基づく手法を開発した。また,ユーザ登録アンケートやグループインタビューでのユーザ像調査を行うとともに,i)京都観光での貸し出しキャンペーン,ii)大手旅行会社でのモニター,iii)下北沢商店街での街歩きイベントなど観光事業への活用を試みた。

シソーラス用語： *航法装置 ,  *旅行 ,  観光 ,  速度センサ ,  磁気センサ ,  *計測システム ,  歩行 ,  経路選定 ,  *案内システム ,  手引 ,  標識 ,  *複合現実感 ,  アンケート ,  面接調査 ,  *拡張現実感 ,  通信操作 ,  加速度センサ
準シソーラス用語： ガイドブック ,  グループインタビュー ,  *ナビゲーションシステム ,  ランドマーク

分類 (5件)： 電子航法一般  (ND14010O) ,  観光,レクリエーション  (RD04030J) ,  計測機器一般  (AD02000X) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (7件)：

• 1)小林啓倫:AR-拡張現実,マイコミ新書(2010).
• 2)日経コミュニケーション:ARのすべて-ケータイとネットを変える拡張現実,日経BP社(2009).
• 3)国土交通省:平成21年版観光白書(2009).
• 4)楽天リサーチ:夏のレジャーに関する調査2009年,http://research.rakuten.co.jp/report/20090708/(2009).
• 5)ネットマイルリサーチ:国内旅行・レジャーについての調査レポート(2008).

タイトルに関連する用語 (4件)： 旅行 ,  ナビゲーション ,  開発 ,  観光