文献
J-GLOBAL ID:201202263186729747   整理番号:12A0718182

Ames試験とin vitroでの小核試験によって評価された銀ナノ粒子の遺伝毒性

Genotoxicity of silver nanoparticles evaluated using the Ames test and in vitro micronucleus assay
著者 (9件):
資料名:
巻: 745  号: 1-2  ページ: 4-10  発行年: 2012年06月14日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
銀ナノ粒子(AgNP)には抗菌性があり,このことが消費者製品に広く利用される一因となっている。ナノ粒子に関する目下の問題はその利用に関連するリスク評価に既存の遺伝毒性分析がどの程度役立っているかである。本報では,2つの標準的な遺伝毒性分析法,サルモネラ菌による復帰突然変異試験(Ames試験)とin vitroでの小核試験によって,5nmのAgNPの遺伝毒性を調べた。Ames試験のプレインキュベーション法を用い,サルモネラ菌株TA102,TA100,TA1537,TA98,TA1535を0.15-76.8μg/プレートのAgNPで処置した。毒性は分析できる用量を2.4-38.4μg/プレートに限定した;媒体対照での突然変異体頻度を超える増加は分析できる濃度で観察されなかった。ヒトリンパ芽球様TK6細胞を10-30μg/mlのAgNPで処置し,媒体対照,陽性対照としてはそれぞれ媒体,0.73gy X線で処置した。小核頻度はAgNP処置で用量依存的に増した。AgNPは濃度30μg/ml(45.4%相対的集団倍加)で,小核頻度を純増加1.60%で,媒体対照より3.17倍有意に誘発させ,これは著者らの基準では弱い陽性応答であった。本結果は,5nmのAgNPがTK6細胞で遺伝毒性を示すことを証明した。また,本データはAgNPの遺伝毒性評価にはAmes試験よりin vitroでの小核試験の方が適していることも示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
動物に対する影響 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る