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J-GLOBAL ID:201202263625992220   整理番号:12A0238300

トマト果実の脱離器官の発達の転写制御においてMACROCALYXとJOINTLESSは相互作用する

MACROCALYX and JOINTLESS Interact in the Transcriptional Regulation of Tomato Fruit Abscission Zone Development
著者 (9件):
資料名:
巻: 158  号:ページ: 439-450  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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植物における脱離は老化やダメージ,成熟した際に葉,花,果実などの器官を脱落させるために用いている重要な過程である。脱離は脱離領域(AZ)と呼ばれる予定された部位で生じる。果実の脱離の制御は農業上必要不可欠であるにも関わらず,その発達機構に関しては不明な点が多い。本論文ではトマトの小花柄AZの発達を制御する新規転写因子について記述している。これまでに顎片の大きさを制御するMADS-box転写因子をコードすることが知られていたMACROCALYX(MC)がトマト小花柄AZの発達に必要であることが見いだされた。MCは果実の裂開領域の発達の制御に関与するシロイヌナズナのFRUITFULLに非常に高い相同性を持つ。MCタンパク質は果実の脱離の制御因子として知られている別のMADS-boxタンパク質であるJOINTLESSと物理的に相互作用し,その結果生じるヘテロダイマーは特異的なDNA結合活性を獲得する。前脱離段階における小花柄のトランスクリプトーム解析はMCとJOINTLESSによって制御される植物ホルモン関連機能,細胞壁修飾,脂肪酸代謝に関与する転写因子の発現を明らかにした。制御される遺伝子はシロイヌナズナのWUSCHEL,REGULATOR OF AXILLARY MERISTEMS,CUP-SHAPED COTYLEDONとLATERAL SUPPRESSORのホモログを含んでいた。これらのよく調べられている転写因子をコードするシロイヌナズナに遺伝子はメリステム維持,腋芽メリステム発生,植物組織における境界形成を制御している。トマトのホモログは他の小花柄組織ではなくAZにおいて特異的に発現しており,これらの転写因子が小花柄のAZ領域の発達に鍵となる役割を果たしている可能性を示唆している。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生,成長,分化  ,  遺伝子発現  ,  野菜 

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