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J-GLOBAL ID:201202263733273419   整理番号:12A0696798

化学プラントにおけるトラブルシューティング よくある危険な化学反応

著者 (1件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 113-114  発行年: 2012年03月31日 
JST資料番号: L2100A  ISSN: 1343-7860  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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普通に行われている化学反応の中で,ひとつ間違えれば大きな事故につながると考えられる反応がある。それらの内,著者らの体験を基に2種類の反応,即ち芳香族化合物のブロム化反応(クロスカップリング反応の反応剤を得る重要な反応で,液晶,有機EL,医薬など工業的に不可欠な反応)及び環状テルペン化合物の水素化反応(d-リモネンに代表される環状テルペンがアルコールに難溶で,酸化や重合を受けやすいので,水素添加して飽和環状炭化水素化合物に変換する反応)について記述した。芳香族化合物のブロム化反応は,塩素系の溶剤中で芳香族化合物の水素を臭素で置換する反応で,HBrが副生し,蒸留装置の鉄などの材質と反応を起こしやすく,水素ガスを発生するため爆発の危険を伴う。対策として反応時に少量のアルカリを添加してアルカリ性を保ち,できれば鉄系の蒸留装置を用いないことである。環状テルペン類の水素化反応は,例えばd-リモネンを触媒存在下,水素添加して,pーメンタンをなす反応であり,反応時に脱水素反応系の逆反応が生じ,水素が発生し,爆発の危険を伴う。対策としては,触媒による反応が可逆反応系であるので,できるだけ水素高圧で反応すること,逆反応が生じない触媒を用いることが重要である。
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分類 (1件):
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有機化学一般 
物質索引 (1件):
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引用文献 (1件):
  • CTLMortimer著,藤代亮一ら訳,「結合と反応熱」,東京化学同人刊
タイトルに関連する用語 (3件):
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