抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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野村総合研究所(NRI)が実施した「IDに関するアンケート」によると,2008~2011年にはクラウドサービスやソーシャルメディアを活用したサービスが急増したにもかかわらず,インターネット上に保有するユーザIDの数はあまり変化がない。本論文では,各事業者が個別に管理していたID情報を事業者間で連携させるID連携が浸透し,大手事業者が自社の決裁機能,ポイントプログラム,API(Application Program Interface)を外部に提供するサービス事例が増えていることを論じた。グループ企業内のサービス連携だけでなく,社内システムとクラウドサービスの連携などID連携の利用シーンが拡大している背景にはOpenIDやOAuthといった標準規格によるID連携サービスの提供が挙げられる。実際に次期バージョンであるOAuth2.0やOpenID Connectの仕様策定段階にある中,Facebookによる外部向けAPIやGoogleの自社クラウドサービスへの適用が始まっている。NRIでは企業間のID連携やIDビジネスの取組みを多面的に支援しており,Uni-IDソリューションを用いると標準規格をベースとするID連携や認証システムを構築できることを示した。