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J-GLOBAL ID:201202263907923787   整理番号:12A0861591

金属イオンがP(NIPAM-co-B18C6Am)の応答特性に及ぼす包括的効果

Comprehensive Effects of Metal Ions on Responsive Characteristics of P(NIPAM-co-B18C6Am)
著者 (6件):
資料名:
巻: 116  号: 18  ページ: 5527-5536  発行年: 2012年05月10日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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金属イオンの種と濃度がポリN-イソプロピルアクリルアミド-co-ベンゾ-18-クラウン-6-アクリルアミド(1)と架橋ヒドロゲルのイオン認識挙動に及ぼす包括研究を系統的に行った。一連の熱開始ラジカル重合直鎖共重合体1と種々のクラウンエーテル含有量を含む架橋ヒドロゲルにおいて,結果はベンゾ-18-クラウン-6-アクリルアミド(B18C6Am)受容体が特殊金属イオンMn+と安定B18C6Am/Mn+ホスト-ゲスト錯体を形成し,荷電B18C6Am/Mn+間の斥力と疎水性度の増加により1の錯体基の下限臨界溶液温度(LCST)が上昇し,錯体のLCSTシフト程度の順はPb2+>Ba2+>Sr2+>Hg2+>K+であった。側鎖クラウンエーテル基含有量を増すと共にLSCTのシフト度は最初増加し,その後B18C6Am含有量が20モル%よりも高いと未変化状態であった。顕著なことは,特定金属イオンに対し直鎖共重合体1と架橋ヒドロゲルについて最適イオン応答濃度があることを初めて見いだした。その濃度で,1は直鎖高分子かまたは架橋ヒドロゲル形のいずれかで最も顕著なイオン応答性を示した。クラウンエーテル基含有量を増すと対応する最適イオン応答濃度値は増した。興味深いことに,Pb2+への応答において共重合体について金属イオンのクラウンエーテル最適モル比4.5が存在した。イオン濃度が高過ぎると,1のイオン応答挙動は驚くほど不明確になる。それゆえ,1に基づく材料の満足できるイオン応答特性を達成するため,特定イオン種に対し操作温度とイオン濃度の両者を最適化すべきである。
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分類 (2件):
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